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病院紹介

青和病院では、患者様や利用者様の精神科治療、リハビリテーション、社会復帰支援に取り組んでいます。日々、自己研鑽に努め、それぞれの職種の専門性を生かしつつ、他部署との連携や協働も大切にしています。

病棟紹介

病棟についてご紹介します。各病棟の病床数や特徴、看護体制など、看護部の概要についてもあわせてご紹介します。

看護部理念

  1. 患者様中心の看護をモットーとし、かけがえのない命と人間性を尊重し、心の通う看護、質の高い看護を提供します。
  2. 個々に対応できる創造性と実行する能力を持ち、周囲との調整を図ることにより患者様、自分自の快適性を追求します。
  3. 地域医療の一端を担うと共に、地域社会との接点になることを常に心がけ、精神医療の発に努め、患者様の社会復帰の一助になるよう
    努めます。
  4. 弛まなく、知識・技術の研に努め精神科看護の発展に寄与します。

基本姿勢

  • 生命の尊厳と患者様の人権を守る看護を提供します。
  • 患者様の満足、ご家族の安心、地域の方々の信頼が得られる看護を提供します。
  • 専門的な知識と技術を使った看護を提供します。
  • 患者様に温かい言葉・態度、思いやりの心を持って対応します。
  • 患者様が安心して治療・療養できる環境づくりを提供します。

2階 リハビリテーション病棟

2階 精神療養病棟。60床の男女混合・閉鎖病棟です。退院に向けた準備をします。
医師による精神療法や薬物療法に加え、生活指導、服薬指導、金銭管理訓練、社会生活技能訓練、作業療法など、様々なリハビリテーションを行う病棟です。
退院後の生活の場は、患者様にとって「暮らしやすい場所」であることを第一に考えています。
必要に応じて、退院前訪問看護、施設見学の同行なども行い、他職種がチームを組み、地域生活への移行支援を実践しています。

診察

精神保健指定医による定期的な診察と、患者様の病棟での様子をもとに、お薬を処方し、 病状の安定をはかっていきます。診察では、患者様のお話をじっくりと聴くことができるような環境を作っています。

看護ケア

患者様の日々の変化をキャッチすることで、ひとり一人の病状や特性に合った、お薬の管理や服用の方法、病気との付き合い方一緒にを考えていきます。
また、退院に向けた課題などを患者様と共有し、その対応を実践していきます。

作業療法

作業療法室での個別活動と病棟などでの集団活動を併用し、活動の幅を広げ、生活にメリハリが持てるようにしていきます。患者様が主体的に、いきいきと過ごせるように、作業療法士が一緒に考えていきます。
退院後に就労を目指す方には、就労内容に合わせ作業能力の向上に向けて、集中的に職業前訓練を行います。

栄養管理

管理栄養士が医師・看護師と連携し、患者様の健康状態に応じた食事の提供を行っています。
生活習慣病などの合併症のある方を対象に、栄養士による栄養指導や間食についてのアドバイスなども行っています。

病棟レクリエーション

日課として、棟内ウォーキングを行い、運動不足の解消・体力維持をはかっています。
また、気分転換や他者との交流の場として、季節感につながるようなレクリエーションも行っています。

社会生活技能訓練

社会生活に必要な生活技能を身につけるため、社会生活技能訓練(Social Skills Training 略して SST)を行っています。対人関係など、実際の場面を想定し、みんなで話し合いながら、ロールプレイしてみることで、必要な技能が習得しやすくなります。

地域生活移行支援

患者様が、退院後の生活をイメージしやすいように、医療・福祉サービス、制度の活用について、精神保健福祉士が情報提供いたします。ご家族を交えての話し合いや、社会復帰施設の体験利用など、退院後も安心して生活が送れるよう、患者様と共に考えていきます。

3階 老年期病棟

3階 認知症治療病棟。40床の男女混合・閉鎖病棟です。認知症ケアを行っています。
認知症を患ったことにより、社会生活や家庭生活において問題が生じた患者様を対象に、短期集中治療を行い、早期に在宅もしくは施設への退院を目指しています。生活機能回復訓練を行い、認知症進行の防止、日常生活機能低下の予防に努めています。
人生の先輩に当たる患者様が、安心・安寧に過ごすことができるようなケアに努めています。

診察

精神保健指定医が、病室やホールで患者様と接し、診察を行うとともに、夜間の様子なども確認しながら、お薬の調整を行います。

看護ケア

毎日の生活を安楽に過ごすことができるように、看護師・ケアワーカーが看護・介護を行っています。
日々の体調チェックや食事介助、服薬、更衣、整容などの身の回りのケアを通し、心身の変化などを察知できるよう努めています。また、ご家族がご面会の際には、日々の様子をお伝えし、共に患者様を支えていきます。

栄養管理

患者様の体調・病状に応じての治療食の他、嚥下状態等に応じて、キザミ食やミキサー食などの形態で食事提供しています。また、水分補給や補食を取り入れ、脱水予防や必要な栄養補給を行っています。

生活機能回復訓練

毎日行うリハビリテーションプログラムとして、生活機能回復訓練があります。作業療法士が中心となり、手工芸、ペン字、色塗り、パズルなど、その方々に合った個別作業、レクリエーションなどの集団活動、食事、排せつ、入浴などの日常生活動作訓練を行っています。高齢者にとってなじみやすい活動や季節に合わせた行事も取り入れ、楽しみながら情緒の安定や、身体機能・認知機能・生活能力の維持を目指します。

地域生活移行支援

患者様の様々な状況を想定し、身体機能や認知機能、ご家族の介護力などに合わせて活用できるサービスや制度をご紹介します。患者様・ご家族様の思いをうかがいながら、退院後の生活をどのように過ごすかを、ケアマネージャーなどと連携し、方向づけていきます。

4階 心の治療病棟

4階 精神科急性期治療病棟。30床の男女混合・閉鎖病棟です。急性期に必要なケアを行い、早期退院を目指しています。
病状が悪化し、集中的治療が必要となった患者様に、治療に専念していただく病棟です。急性症状を鎮め、安心・安全な環境で心身の安静を図り、症状に合った治療を行うことで、3か月以内の早期退院、社会復帰を目指します。
アルコール依存症の患者様には、断酒を目的としたアルコールリハビリテーションプログラムも行っております。

診察

精神保健指定医が診察を行い、病状の鎮静化や病棟での様子をもとに、お薬の調整を行います。症状の安定に伴い、作業療法や退院前訪問看護、デイケアの体験利用など、地域生活に向けた準備の指示を行います。

看護ケア

入院によって生活環境が一変することでの不安の軽減を図り、安心した入院生活を送ることができるような環境づくりに配慮しています。急性症状後は、患者様やご家族が病気の症状や服薬について理解し、無理せず退院後の生活を送ることができるよう、共に考えていきます。

作業療法

病棟に隣接する作業療法室で、個別活動から開始します。作業療法士が患者様の興味や経験をお聞きし、取り組みやすい作業を提案いたします。作業に集中する時間を持つことで周囲の様々な刺激から保護し、心理的安定や思考・行動の落ち着きにつなげていきます。集中力や疲労感、楽しめるゆとりなどを見ながら、病状の回復具合を考えていきます。

栄養管理

患者様の病状に合わせて、減塩食や糖尿病食、脂質異常症食などの治療食を提供しています。また、退院後も安定した食生活が送ることができるよう、管理栄養士が、食事療法の必要性や、適切な間食についての指導も行っています。

アルコールリハビリテーションプログラム

アルコール依存症から回復し、断酒を続けていくために、抗酒剤の服用と共に、3か月の治療プログラムを行っています。1か月目は依存症についての知識を高め、自己を振り返る。2か月目は自己を理解し、これからの自分がどうあるべきかを考える。3か月目は外泊などを行い、地域生活復帰への準備を行います。

地域生活移行支援

医療費などの経済的なこと、入院中の自宅の様子、職場復帰など、心配事や不安について、活用できるサービス・制度などを紹介し、入院生活に専念しながら、退院に向けてのステップアップを支援いたします。

精神科訪問看護

スタッフがご自宅に伺います。病気とうまく付き合いながら地域生活を送れるよう支援します。
精神科訪問看護には、入院患者様の退院準備に向けて行う「退院前訪問看護」と、地域生活を送る患者様を対象とした「精神科訪問看護」の2種類があります。

退院前訪問看護

スタッフが、入院中の患者様と一緒に、ご自宅を訪問いたします。
直接、患者様の生活環境を確認し、退院後の在宅生活について、「何が必要か」を共に検討し、生活のイメージに具体性を持たせていきます。必要に応じ、生活上の工夫や福祉サービスなどを提案し、退院に向けて不安の軽減や課題解決を図ります。看護師、精神保健福祉士、作業療法士が複数で訪問させていただくことも可能です。

精神科訪問看護

看護師、精神保健福祉士、作業療法士がご自宅を訪問いたします。患者様が、家庭や地域社会で安心して日常生活を送ることができるよう、健康状態のチェックや服薬指導、日常生活の支援等を行います。また、日常の出来事などの何気ない会話を通して、患者様の不安への対応策を共に考えたり、気持ちの整理を行うなど、コミュニケーションの時間を大切にしています。当院に外来通院中の方で、在宅生活に不安のある方や、通院が途切れがちとなる患者様を対象としており、状況に応じて、複数のスタッフでの訪問も行っております。

実施日

月曜~金曜(土曜・日曜・祝祭日除く)
9:00~17:00

費用

各種医療保険が適用されます。
また、病院とご自宅の距離に応じて、車代実費(100円~500円)を徴収させていただきます。

お問い合わせ・ご利用のご相談

訪問看護ご利用については、主治医 または 医療連携支援室へご相談ください。

お電話でのお問い合わせ・ご相談

(平日:08:30〜17:30)

精神科作業療法

作業療法はリハビリテーションの場です。「Occupation Therapy」という言葉から略して「OT」です。
作業療法とは、病気によって生活能力や楽しみを失ってしまいがちな方に対して、日常生活の中で当たり前にある仕事、趣味、遊びなどのプログラムを利用して、病気と関係なく活かせる能力の発揮、低下した能力の回復、必要な技能の獲得などを促す治療法です。作業療法士は、患者様にとって意味のあることや、目的のあること、なじみのあることを共に行い、心身ともに健康的な生活に近づけるよう支援します。

対象となる方

リハビリテーション病棟・心の治療病棟の入院患者様、および外来患者様
主治医からの処方により開始となります。

活動日

月曜~金曜(土曜・日曜・祝祭日除く)
午前9:30~11:30 / 午後13:30~15:30

活動内容

〈 個人活動 〉
革細工、手芸(刺しゅう、編み物)、絵画(塗り絵、切り絵、自由画)、折り紙、書道、ペン字、パズル、プラモデル、各種機能訓練 など。生活リズムの改善、集中力の向上、認知機能の向上、情緒の安定などを目指します。

〈 集団活動 〉
レクリエーション・鑑賞会・カラオケ・創作活動などの曜日別プログラムを行っています。楽しい時間を過ごしながら、気分転換、ゆとりや憩いの時間、体力づくり、対人関係技能の向上などにつながるような活動にしています。

費用

各種保険が適用されます。詳しくはスタッフにお尋ねください。制作した作品はお持ち帰りできます。

お問い合わせ・ご利用のご相談

作業療法のご利用については、主治医または 精神科作業療法室へご相談ください。

お電話でのお問い合わせ・ご相談

(平日:08:30〜17:30)

外来受付時間
午 前 午 後
初 診 9:00〜10:00 13:30〜14:00
再 診 8:30〜11:30 13:30〜16:00
※休診日:土曜午後・日曜・祝祭日

ACCESS
アクセス

〒920-0205 石川県金沢市大浦町ホ22-1